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新しい現場が始まりました。

毎日本当に反省ばかりです。技術を学ぼうと必死になりますが、現実との差に落胆します。それでも職人も他のみんなも優しいので頑張れます。何が屋根にとって良いのか、考えることを止めずに学んでいきたいです。

(この現場はJRの駅から近く、住宅街の中にあります。いつもと違う景色、音の中で作業をするので、少し慣れません。)


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初めて谷があるところの修繕で、江戸さんも初めて自分が担当すると言っていました。なかなか見れる時もないので注意深く見たいです。


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渡辺さんも平葺作業に加わり、急にスピードアップします。私はほとんど作業に入る隙もなく、茅をあげたりすることに必死です。作業員のおじちゃんがいてくれることに感謝しながら、必死に上の二人の作業を止めない様に、なるべく近くで作業の補佐をできる様に努めます。

(あっという間にぐしもとまで葺き上がった。景色は街中。車が通って家が密集している。音がいつもと違う。)


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年末年始の休みも明けて、初日は茅を下す作業でした。

園内では売店が食堂へ移動したり、茅現場の出勤体勢が変わったりと変化が多くありました。今年も茅現場は予定が詰まっているので、現場に通い始めて半年の自分も、少しでも役に立てる様に気を引き締めて頑張りたいと思います。

(風土記の人たちとはより一層仲間意識が強くなってきている様に感じます。ヨソモノの自分にとっては、本当にありがたいです。)


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バンドを作るのも一苦労です。初めて自分の道具で竹に割れ目を入れて節をとったりしました。それが嬉しくて頑張れました。筋肉痛になります。


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職人が文字の練習をしていてワクワクします。


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字って面白いな、と見ていて思います。飾りとしての文字、何か願いが込められた文字。その人の視点や感覚が映し出されます。職人二人の間ではその人柄がわかるなと思ってしまいます。遊びがあるな、と見ていてワクワクします。


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自分で勾配を定めながら刈り込むのは初めてでした。途中、針金を刈ってしまった様で、刃が小さくこぼれてしまいました。初めてで非常に悲しい気持ちになりました。でも、お世話をすることは、道具と近づけた気持ちも芽生えさせました。


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刈り込みの続きです。瀧田さんが箒の代わりにブロワーを使ってみます。一長一短だな、と言っていました。私は、茅葺の好きなところのひとつが、音がささやかなことだと思っています。大きな音がするときと言えば、刈り終わってブロワーをかける時と、工事が始まる前と終わった後に単管パイプで足場を扱う時だけです。茅の音やハサミの音、がぎ棒で茅を叩く音、箒で履く音、あとはおしぼくをみんなで踏む時の音が記憶に残ります。

(寒くて、ハサミを研ぐのも歯を食いしばる。)


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江戸さんが軒の仕上げを少し行い、見事葺き替えが完了しました。みんなで丁寧に掃除をします。お庭には色んな木があって、見ていて楽しいです。作業をしている中で倒れてしまった植木があり、どうしようかと慌てていると、お家の奥様が、そんなことは気にしないで。と明るく話しかけてくれました。工事中も帰りの時間に少し植木のことを教えてもらったりしました。お庭をとても大切にしているはずなのに、笑顔で気にしないでと言ってくれる心の温かさに感銘を受けました。屋根も喜んでくれて、気持ちよく帰路につきました。

(車の中から出来立ての屋根を望んで、雨の中晴れた思いでしばしの別れを告げました。)


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ずっと先延ばしにしていた竪穴の作業を一旦再開です。施設内でこれだけのびのび作業できる機会は貴重なので待ちに待った、という心持で挑みます。渡辺さんの作業を見ながら、必死に頭を使いながら、追いかけます。

(嬉しい。やっぱり楽しい。)


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ながらと番線で足場を組むのは初めてで、本当に些細な知恵で大きな成果だと感動します。


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フラワーパークへ茅と材料を搬入しました。これからパーク内インフォメンションセンターとなる施設に茅の壁を制作します。ただ、現場に入ったところ予定と違うことがいくつかあり、初めから少し不穏な空気が流れます。他の業者と連携して行われる機会はこれまでの現場では無かったので新しい課題です。

壁に取り付けられた網状のメタルの面に茅を並べていきます。茅の適切な長さを定め、私が茅を切り、職人が並べていきます。


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室内で他の業者も作業する中なので掃除をこまめに行いながら、狭い範囲で作業を行っていきます。

茅壁は一度試作を作りましたが、まだまだ要領を得ないうちに現場入りをしたため、作業は慎重に進められます。

(なんだか職人はいつになくやりずらそうです。)


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(雨に茅を葺いている。)


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仕上げを終え、荷物の搬出を行いました。

(みんなの考えていることを考えることは、気力が必要で、やりすぎると相手も悪い気持ちにさせてしまうことがある。これは茅葺の修行以前の、人と生きる修行だと思う。ずっと続くんだなと思うと、人も大変だなと思ってしまう。)

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